内装は下地が命
お世話になっている先輩の畳屋さんの紹介仕事
玄関クロスの貼替え
剥がして下地処理をした写真
後姿だけですが先輩の畳屋さん
震災で割れたままの状態だったので
既存の壁紙を剥がし、各所をビス打ち
パテをして壁紙仕上げました。
材料は30m
コレだけのクロスの数量ですがロールビスを5巻半は打ちました。
1巻125本のビス
貼替え
例えばですが今回の様に30m分の壁紙
大体8畳の壁だけで30m
値段ピンキリ
仕上がりレベルもそれぞれ
剥がし壁紙仕上げ
アパートレベル下
ネットで出てくる最安値はコレかと
剥がしパテ壁紙仕上げ
アパート上〜借家レベル
職人さんが自分で取るとこれ位は最低限やってる感じ
剥がし釘締めパテ壁紙仕上げ
古い借家〜古い一般住宅
古い物件は釘で内装下地を止めていて、地震や生活の中で家が揺れて、下地も動く
そうすると釘が浮いてくるのでソレを釘締めやオートポンチ等の道具を使って打ち直す
コレだけでかなり時間がかかります。
剥がしビス打ち釘締めパテ壁紙仕上げ
古い一般住宅レベル←今回
これ位やるとほぼ最上位のやり方
ビスで下地を止めると釘が面白いくらい浮いてきます。
昔の釘、錆びてるのが大半なので浮いてる浮いてない関係なく釘締め
パテして壁紙仕上げ。
上と下は金額が倍は違いますね
倍で足りるか微妙〜
何故かって言うと壁紙仕上げって最後は同じなんですが
剥がしってアパートみたいに短期間で貼替えしてれば剥がしやすいけど、十年オーバーな壁紙はボチボチ剥がれにくくなってる
間に書いてある釘締め
コレだけでもま〜時間がかかる
ビスしてからの場合、ドライバーでやろうとしたら600本も打つのに半日は確実にかかる
ソレから釘締めするんだから下地だけで1日かかる
最初と最後は同じ
けど中身が違うなら、綺麗に貼れる材料も違う
剥がし壁紙仕上げても、最高に綺麗になる壁紙も有る
剥がし釘締めパテ壁紙仕上げて、やっとこ綺麗になる壁紙も有る
そしてパテ
コレがくせ者
使ってるパテの種類
パテベラのサイズ
職人それぞれでどれが正解って無い
新築ならほとんど種類は反応硬化のパテ
貼替えは反応硬化や乾燥硬化
更にはリフォーム用の専用パテ
色々あるけど、専門的な話でお客さんにはちんぷんかんぷん
そもそも営業マンですらちんぷんかんぷんな場合が多い
今回は大きな欠けやビスの穴は反応硬化のパテ
仕上げは乾燥硬化のパテ
私の中では一番綺麗で早い貼替えのパテ
でも乾燥硬化は施工出来る様になるのに時間がかかります。
なので下地1日 仕上げ1日
今回は先輩の仕事だったので、お客さんとの打合せ段階から首を突っ込んで下地処理を提案してビス打ちまでやれる段取で施工できました。
キッチリ仕上がって喜ばれました😆
出来れば綺麗が長持ちしてほしい
古い物件は釘で下地を止めるのが当たり前
釘からビスに切り替わる時代はビスとビスの間隔が広くて下地が動く
ビス締めをしなければ釘締めしても地震で下地が動くのは目に見えてる
なのでビス打ちの提案
勿論、その分の値段が上がります。
でも、地震が起きても下地が動かないって保証は出来ません
けど、なんでどうしてその訳はって説明すると、納得のされる事が多いです。
ま〜壁紙の選択と共に下地の処理も違うんです。
職人は分かっている人が多いですが、営業マンは分かってない人も多々いますね…
見積から話せる状態だと、最高の施工で見積
金額辛いなら妥協点を探す為に何処を抜くか話合い
って事をしてるので、クレームも少ないですね〜
最初から安くて
仕上がって見たらジョイントが開いてる
下地がボコボコ
って周りから相談されるのですが、営業マンは仕事取るために説明しないで最初から安値で話てしまうのは仕方ないのか何とも言えないですね。
他所は他所
自分は自分
説明と話合いで仕事に繋げて行こう!
来週から珪藻土クロス250 m
吹抜け斜め天井
長旅の予感